夏は平気だったのに、冬になると、ひげを剃ったあとがヒリヒリする。
あごの下に赤いポツポツができる。口のまわりが白っぽくカサつく。
同じカミソリで、同じように剃っているのに、なぜか冬だけ負ける。
この記事では、冬のひげ剃り負けと乾燥の関係、剃る前・剃るとき・剃ったあとにできることを整理します。
※最初にお伝えしておくと、私はひげ脱毛をしているため、今はひげを剃っていません。この記事は私の体験談ではなく、一般的な情報をまとめたものです。
結論を先に
- ひげ剃りは、ひげと一緒に肌の表面も少し削っている
- 冬は肌がもともと乾いているので、削られたダメージが回復しにくく、ヒリヒリしやすい
- さらに、傷ついた肌は乾きやすく、乾いた肌は傷つきやすい。悪循環になりやすい
- 対策は、剃る前にひげと肌をやわらかくする・押しつけない・剃ったらすぐ保湿
- 2〜3日たっても治らない、膿をもつ場合は皮膚科へ
そもそも、ひげ剃り負けとは
カミソリ負けは、ひげを剃るときに肌が傷ついて、炎症を起こした状態です。赤み、ヒリヒリ、小さなブツブツとして出てきます。
刃は、ひげだけを切っているわけではありません。肌の上を滑るたびに、肌のいちばん外側(角質)も少しずつ削っています。毎朝これをやっているのですから、肌にとってはなかなかの重労働です。
なぜ冬にひどくなるのか
理由1:肌がもともと乾いている
冬は空気が乾燥し、暖房でさらに乾きます。肌のうるおいを守る力が落ちたところに、毎朝カミソリが入る。もともと弱っている壁を、さらに削っているようなものです。
理由2:傷と乾燥の悪循環
皮膚科医の監修した解説では、炎症を起こした肌は乾燥しやすくなり、乾燥した肌はさらに炎症を悪化させるという悪循環が説明されています。
冬は、この悪循環に入りやすい季節です。乾燥で負けやすくなる。負けた場所がさらに乾く。翌朝、またそこを剃る。一度ヒリヒリが始まると、冬のあいだずっと続く、という人がいるのはこのためです。
理由3:寒いと、準備を省きたくなる
冬の朝は寒い。洗面所も寒い。顔を温めて、シェービングフォームをつけて、丁寧に剃る……なんてやっていられない。だから、乾いたままの顔に電気シェーバーをジョリジョリ当てて終わり。
気持ちはよく分かりますが、冬こそ準備が効く季節です。
剃る前:やわらかくする
ひげは、水分を含むとやわらかくなります。乾いた硬いひげを剃るより、やわらかいひげを剃る方が、肌にかかる負担は少なくなります。
- 剃る前に、ぬるま湯で顔を洗うか、蒸しタオルで温める
- いちばん楽なのは、お風呂やシャワーのあとに剃ること。ひげも肌も十分にやわらかくなっています
- カミソリで剃るなら、シェービングフォームやジェルを使う。何もつけずに剃るのは、冬は特に避けたいところです
ただし、熱すぎるお湯は肌の乾燥を進めてしまうので、温めるのはぬるま湯で。
剃るとき:押しつけない
- ひげの流れに沿って剃るのが基本。逆剃りは深剃りできますが、肌への負担は大きくなります
- 力を入れない。押しつけるほど、肌も一緒に削れます
- 同じ場所を何度も往復しない
- 刃は清潔に。古い刃やさびた刃は、切れ味が落ちて肌を引っかけやすく、雑菌が入る原因にもなります
カミソリ負けしやすい人は、電気シェーバーに替えるのも一つの手です。刃が肌に直接触れにくいので、一般的に肌への負担は小さめとされています。ただ、電気シェーバーでも押しつけすぎれば負けます。どちらにしても、力を抜くのが基本です。
剃ったあと:すぐ保湿
剃った直後の肌は、表面が削られて、いちばん無防備な状態です。
- 冷たい水で流して、ほてりを落ち着かせる
- タオルは押さえるように拭く(こすらない)
- すぐに保湿する。化粧水、乳液、アフターシェーブローションなど
アフターシェーブローションの中には、さっぱり感を出すためにアルコールが多く入っているものもあります。冬にヒリヒリしやすい人は、アルコールの少ない、保湿重視のものを選んだ方がいいかもしれません。
剃ったあとに日焼け止めを塗る人は、保湿のあと、最後に日焼け止めの順番です。日焼け止めがしみる問題は別の記事で詳しく書いています。
夜に剃るという選択肢
毎朝の負けがつらいなら、剃る時間を夜に変えるという方法もあります。
夜、お風呂のあとに剃れば、ひげも肌も十分やわらかくなっています。剃ったあとは保湿して、そのまま寝るだけ。朝までの時間で肌が少し落ち着きます。朝に剃らない分、日焼け止めがしみる問題も起きにくくなります。
もちろん、ひげが濃い人は翌日の夕方に青くなるかもしれません。そのあたりは、ひげの濃さと相談です。
こんなときは皮膚科へ
通常、軽いカミソリ負けは2〜3日でおさまるとされています。次のような場合は、セルフケアで粘らずに皮膚科に相談してください。
- 何日たっても赤みやヒリヒリが引かない
- 膿をもったブツブツがある
- 同じ場所に何度も繰り返す
面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ
【最低限】
- 剃ったらすぐ保湿する
- 押しつけない。同じ場所を何度も剃らない
【もう少しやるなら】
- お風呂のあとに剃る(ひげがやわらかい)
- カミソリなら、シェービングフォームを使う。刃はこまめに替える
【さらにやるなら】
- 剃る時間を夜に変える
- アルコールの少ない、保湿重視のアフターシェーブに替える
- カミソリ負けが続くなら、電気シェーバーに替える
まとめ
- ひげ剃りは、肌の表面も削っている
- 冬は乾燥で、傷と乾燥の悪循環に入りやすい
- 剃る前はやわらかくする、剃るときは押しつけない、剃ったらすぐ保湿
- 朝の負けがつらいなら、夜に剃るのも手
- 2〜3日で治らない、膿をもつなら皮膚科へ
冬のひげ剃り負けは、「肌が弱いから」ではなく、「季節に合わせた剃り方になっていないから」かもしれません。夏と同じ剃り方を、冬にも続けていないか、一度見直してみてください。
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参考資料
本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品や方法の効果を保証・断定するものではありません。赤みや腫れ、膿などが続く場合は、皮膚科などの専門機関にご相談ください。


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