男の肌が乾燥する原因は?テカるのに乾く理由

乾燥・保湿

昼過ぎになると、鼻とおでこがテカテカ。あぶらとり紙が手放せない。

それなのに、洗顔した直後は頬がつっぱる。冬になると口のまわりが粉をふく。

テカっているのに、乾いている。

矛盾しているようですが、男性の肌ではよくある状態です。この記事では、なぜそうなるのか、そして何から手をつければいいのかを整理します。

結論を先に

  • 男性の肌は、皮脂が多いのに、水分は少なめになりやすいとされている
  • だから「テカる=潤っている」とは限らない
  • 乾燥の原因には、洗いすぎ・ひげ剃り・紫外線・空調など、自分で変えられるものが多い
  • 対策は、足す前に引く。まず洗い方を見直し、それから保湿を足す

テカリと乾燥は、別の話

まず整理しておきたいのは、皮脂(あぶら)と水分は別物だということです。

製薬会社の解説によると、男性の肌は思春期のころから皮脂の分泌が活発になり、大人になると女性の2〜3倍の皮脂が出ているとされています。一方で、肌の水分量は女性より少ない傾向があり、見た目は潤っていても内側は水分不足、という状態の人も少なくないとされています。

この状態は「インナードライ」と呼ばれることがあります。表面は脂っぽく、中は乾いている。テカリと乾燥が同時に起きるのは、この組み合わせのせいです。

つまり、「脂っぽいから保湿はいらない」は、必ずしも正しくありません。

乾燥の原因(自分で変えられるもの)

1. 洗いすぎ

テカリが気になる男性ほど、よく洗います。1日に何度も洗顔料を使う。熱いお湯でしっかり流す。スクラブでゴシゴシこする。

気持ちは分かります。ただ、皮脂を落としすぎると、肌の水分を保つのに必要な分まで流れてしまいます。テカリ対策のつもりが、乾燥の原因になっている、というのはよくある話です。

2. ひげ剃り

カミソリは、ひげと一緒に肌のいちばん外側(角質)も少し削っています。この部分は、肌の水分が逃げないようにする壁の役割をしています。毎朝削っていれば、乾燥しやすくなるのは自然なことです。

3. 紫外線

紫外線は、シミやシワの話ばかりされますが、肌の乾燥にも関わるとされています。このブログの日焼け止めの記事で扱った内容は、乾燥の話ともつながっています。

4. エアコン

冬の暖房だけでなく、夏の冷房も空気を乾燥させます。オフィスで一日中空調の効いた部屋にいると、季節に関係なく肌の水分は奪われます。

5. 何もつけない

洗顔したあと、何もつけずにそのまま。これも男性に多い習慣です。洗った直後の肌は、一時的に守りが手薄になっています。

乾燥していると、どう見えるか

乾燥は、それだけで老けて見える原因になりえます。

  • 乾燥による小ジワが目立ちやすくなる(目元や口元)
  • くすんで見える(肌のキメが乱れて、光をきれいに反射しない)
  • 粉をふく(冬場の口まわり、小鼻の横など)

特に小ジワは、「ついにシワが増えた」と思っていたら、実は乾燥だった、ということがあります。乾燥による小ジワなら、保湿で目立ちにくくなる余地があります。深く刻まれたシワとは別物です。

自分が乾燥しているか、チェックする方法

「乾燥していると言われても、自分では分からない」という人向けに、簡単な確かめ方を書いておきます。

洗顔後、何もつけずに10分待つ
洗顔してタオルで拭いたあと、何もつけずにしばらく過ごしてみてください。頬や口元がつっぱる、突っ張って笑いにくい、という感覚があれば、乾燥しやすい肌と考えてよさそうです。

夕方の顔を触ってみる
Tゾーン(おでこと鼻)はテカっているのに、頬はカサついている。これが、テカリと乾燥が同時に起きている状態です。顔全体が同じ状態とは限らないので、場所ごとに触ってみるのがポイントです。

冬と夏で比べる
夏は気にならないのに、冬だけ口元が粉をふく。これも立派な乾燥のサインです。季節によってケアを変えていい、ということでもあります。

季節で変わる乾燥

乾燥は、冬だけの話ではありません。

季節乾燥の原因
冬空気そのものが乾燥している。暖房でさらに乾く
春紫外線が強くなり始める(4〜9月に年間の約7〜8割)。花粉の時期でもある
夏冷房の効いた部屋に長時間いる。汗をかいて洗う回数が増える
秋夏の紫外線のあとで、気温と湿度が下がり始める

夏は汗やテカリで潤っているように感じますが、冷房と洗顔回数で乾燥は進みます。「夏は保湿いらない」と決めつけない方が無難です。

何から始めればいいか

順番が大事です。

ステップ1:引く(洗い方を見直す)

  • 熱いお湯ではなく、ぬるま湯で洗う
  • 洗顔料は泡立てて、こすらずに洗う
  • 1日に何度も洗顔料を使っているなら、回数を減らす
  • タオルは押さえるように拭く

これだけで、つっぱり感が変わる人もいます。お金はかかりません。

ステップ2:足す(保湿する)

洗顔後に、化粧水や保湿剤をつけます。何を使うかは、肌の状態で変わります。

  • 化粧水だけで夕方までつっぱらないなら、それで十分なこともある
  • 化粧水だけだとつっぱる、口元が粉をふくなら、乳液やクリームを足す

化粧水と乳液がそれぞれ必要かどうかは、別の記事で詳しく扱っています。

あぶらとり紙は使っていい?

テカリが気になる日中、あぶらとり紙を使う人も多いと思います。使うこと自体は問題ありません。

ただ、何度も強く押し当てたり、こすったりすると、必要な皮脂まで取ったり、肌に摩擦をかけたりすることになります。テカった部分に軽く当てるだけにしておくのが無難です。洗顔と同じで、取りすぎないことがポイントです。

面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ

【最低限】

  • 熱いお湯で顔を洗わない:ぬるま湯に変えるだけで、洗いすぎを少し防げます
  • 洗顔後、何か1つだけでも保湿する

【もう少しやるなら】

  • 洗顔料を1日に何度も使っていないか見直す
  • ひげ剃りの後は、保湿をはさんでから次に進む

【さらにやるなら】

  • 季節や空調に合わせて、保湿の量や種類を変える
  • 日焼け止めも習慣にする(乾燥とも関わるため)

まとめ

  • 男性の肌は、皮脂は女性の2〜3倍、水分は少なめになりやすいとされる
  • テカリと乾燥は同時に起こる。脂っぽいから保湿不要、とは限らない
  • 原因は、洗いすぎ・ひげ剃り・紫外線・空調・何もつけない習慣
  • 乾燥は、小ジワやくすみとして老け見えにつながりうる
  • 対策は引いてから足す。まず洗い方、それから保湿

いきなり何かを買う前に、まず洗い方から見直してみてください。

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参考資料


本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品の効果を保証・断定するものではありません。強いかゆみや赤み、湿疹などがある場合は、皮膚科などの専門機関にご相談ください。

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