朝、ひげを剃って、日焼け止めを塗る。
ヒリッ。
この一瞬で、日焼け止めをやめた人はかなりいると思います。朝から顔が痛いのは、控えめに言って嫌です。しかも毎日です。
これは女性向けの美容情報ではまず扱われない、男性ならではの問題です。この記事では、なぜしみるのか、どの順番で塗ればいいのか、しみにくくする工夫を整理します。
※最初にお伝えしておくと、私はひげ脱毛をしているため、今はひげを剃っていません。この記事は私の体験談ではなく、一般的な情報をまとめたものです。
結論を先に
- ひげ剃りの直後は、肌の表面がいつもより刺激を受けやすい状態になっている
- 順番は ひげ剃り → 保湿 → 日焼け止め。日焼け止めは最後
- しみるなら、剃る時間・保湿・日焼け止めの種類の3つで調整できる
- 赤みやヒリヒリが続くなら、無理に続けない
なぜ、ひげ剃りの後はしみるのか
カミソリやシェーバーは、ひげだけを切っているわけではありません。
刃が肌の上を通るとき、肌のいちばん外側(角質)も少し削っています。目に見えない細かい傷ができることもあります。
肌の外側は、外からの刺激を防ぐ壁のような役割をしています。その壁が、ひげ剃りの直後は一時的に薄くなっている。そこに何かを塗れば、普段より刺激を感じやすくなるのは自然なことです。
つまり、しみるのは日焼け止めだけのせいではなく、タイミングの問題でもあるということです。
日焼け止めの中の、しみやすいもの
それでも、塗るものによって感じ方は変わります。
アルコール(エタノール)
さっぱりした使い心地を出すために入っていることがあります。傷のある肌には、スースーを通り越してヒリヒリになりやすい成分です。成分表示の前の方に「エタノール」とあれば、多めに入っている可能性があります。
紫外線吸収剤
環境省の資料では、紫外線吸収剤はまれにかぶれる人がいるとされています。一方、紫外線散乱剤(酸化亜鉛・酸化チタン)はかぶれをほとんど起こさないとされています。
ただし散乱剤は白浮きしやすいので、ここはトレードオフです。
正しい順番
朝のひげ剃りから日焼け止めまで、順番はこうです。
- ひげを剃る
- ぬるま湯か水で洗い流す(シェービング剤を残さない)
- タオルで押さえるように拭く(こすらない)
- 化粧水・乳液などで保湿する
- 日焼け止めを塗る
日焼け止めは、スキンケアの最後です。保湿を先にすることで、直接肌に日焼け止めが触れる刺激を少しやわらげる意味もあります。
しみにくくする工夫
1. 剃る時間をずらす
朝剃ってすぐ塗るから、しみる。であれば、剃ってから塗るまでに時間を空けるという考え方があります。
- 保湿をしてから、少し時間をおいて日焼け止めを塗る
- 朝ではなく、夜にひげを剃る習慣にする
夜に剃れば、朝までに肌が落ち着く時間ができます。ひげの伸びが早い人には向きませんが、試す価値はあります。
2. 保湿をはさむ
ひげ剃りの後に何もつけず、いきなり日焼け止め。これが一番しみやすい流れです。
化粧水や乳液、ひげ剃り後用のローション(アフターシェーブ)をはさむだけで、感じ方が変わることがあります。アフターシェーブを選ぶなら、アルコールが少ないものを選ぶ方が無難です。
3. 日焼け止めを変える
| しみる原因かもしれないもの | 試すこと |
|---|---|
| アルコール | 「アルコールフリー」「エタノール無配合」の表示を探す |
| 紫外線吸収剤 | 「ノンケミカル」「紫外線吸収剤無配合」を試す(白浮きはしやすい) |
| さっぱり系ジェル | アルコールが入っていることが多いので、乳液・クリーム系を試す |
「敏感肌用」と書かれた製品は、刺激になりやすい成分を控えて作られていることが多いので、候補にしやすいです。
4. 剃り方を見直す
- 刃が古くなっていないか(切れない刃ほど、何度も往復して肌を削る)
- 同じ場所を何度もなぞっていないか
- シェービング剤を使っているか
カミソリより電動シェーバーの方が肌への負担が少ないと感じる人もいます。ただし、深剃りしようと強く押し当てれば、電動でも肌は傷みます。
やってはいけないこと
しみるのを我慢して、毎日続ける
痛みは肌からのサインです。赤みやヒリヒリが数日続く、ポツポツができる、といった状態なら、その製品は合っていない可能性があります。使用をやめて、様子を見てください。続くようなら皮膚科に相談するのが確実です。
しみるから、日焼け止め自体をやめる
それも惜しい選択です。上の工夫で解決することは多いですし、どうしても塗れない日は、帽子やサングラスで補えます。
面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ
【最低限】
- ひげ剃り → 保湿 → 日焼け止めの順番を守る:保湿を1回はさむだけで変わることがあります
- ひげ剃り後は、こすらず押さえるように拭く
【もう少しやるなら】
- しみるなら、アルコールフリーの日焼け止めに替える
- カミソリの刃を新しくする
【さらにやるなら】
- ひげ剃りを夜に移して、朝の肌への負担を減らす
- ノンケミカルタイプを試してみる
まとめ
- ひげ剃り直後は、肌の外側が一時的に刺激を受けやすくなっている
- 順番は ひげ剃り → 保湿 → 日焼け止め
- しみやすい原因として、アルコールと紫外線吸収剤がある(環境省の資料では、吸収剤は「まれにかぶれる人がいる」、散乱剤は「ほとんど起こさない」とされている)
- 時間をずらす、保湿をはさむ、製品を替える、剃り方を見直す、の4つで調整できる
- 赤みが続くなら、我慢せずに使うのをやめる
しみるのは、あなたの肌が弱いからとは限りません。順番と組み合わせの問題であることが多いです。
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参考資料
本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品の効果を保証・断定するものではありません。肌に異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科などの専門機関にご相談ください。


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