鼻のまわりが赤い、鼻の下が皮むけ…鼻のかみすぎで荒れた肌の守り方

鼻のまわりが赤い、鼻の下が皮むけ…鼻のかみすぎで荒れた肌の守り方 乾燥・保湿

風邪をひいた。あるいは、花粉の季節が来た。

一日に何十回も鼻をかんでいるうちに、鼻の下が赤くヒリヒリしてくる。小鼻のわきは皮がむけて、白くカサカサ。ティッシュを当てるたびにしみる。治りかけのころには、鼻のまわりだけ妙に赤い顔が残る。

鼻のまわりの赤みや皮むけは、顔の真ん中にあるだけに、本人が思っている以上に目立ちます。疲れて見える、具合が悪そうに見える。せっかく体調が戻っても、顔だけ病み上がりのままです。

この記事では、鼻のかみすぎで肌が荒れる理由と、面倒くさがりでもできる守り方をまとめます。

結論を先に

  • 鼻のまわりの赤みや皮むけは、ティッシュの摩擦による皮膚炎が主な原因
  • 冬は乾燥も重なって、さらに荒れやすい
  • 対策は、やわらかいティッシュを使う、かむ前に保護する、かんだあとに保湿する
  • 赤みや傷があるときは、クリームより軟膏の方が刺激が少ないとされている
  • ひどい、長引く、いつもと違う症状があるなら、皮膚科へ

なぜ鼻のまわりが荒れるのか

皮膚科・美容皮膚科医の解説では、花粉症などで何度も鼻をかむと、ティッシュの摩擦で皮膚炎が起きるとされています。

一回一回は軽い摩擦でも、一日に何十回も繰り返せば、肌は確実に削られていきます。しかも、鼻をかむときは、たいていゴシゴシ拭き取るように動かしています。

さらに冬は、空気の乾燥で肌のバリア機能が落ちやすい時期です。鼻水で濡れて、拭いて、乾いて、また濡れて。乾燥と摩擦と湿り気が繰り返されるので、鼻のまわりはなかなか過酷な環境にいます。

荒れやすい場所

  • 鼻の下(鼻水が直接当たり、ティッシュで拭く場所)
  • 小鼻のわき(ティッシュの端がこすれる場所)
  • 鼻先

対策1:ティッシュを変える

いちばん手軽なのは、ティッシュを変えることです。

先ほどの皮膚科医の解説では、保湿成分入りのティッシュなど、肌当たりのやさしいものを使うことがすすめられています。

「ティッシュなんてどれも同じ」と思っていた人も、一度変えてみると違いが分かると思います。鼻をかむ回数が多い時期だけでも、保湿ティッシュにしておくと、肌の削られ方がだいぶ変わります。

美容系の解説では、ティッシュをミストで湿らせて肌当たりをやわらかくする方法も紹介されています。外出先では難しいですが、家ではひとつの手です。

対策2:かみ方を変える

  • 拭き取らず、押さえるように鼻水を取る
  • 鼻の下を横にこすらない
  • 一度に強くかみすぎない

ゴシゴシ拭くのをやめて、押さえて吸い取るようにするだけでも、摩擦は減ります。

対策3:かむ前に「保護」しておく

皮膚科医の解説では、鼻をかむ前に、軟膏やクリームを鼻のまわりに塗っておくと、肌を守ることができるとされています。

美容系の解説でも、鼻先だけでなく、鼻の下や小鼻のわきなど、ティッシュが当たる部分全体に塗っておくのがコツとされています。

軟膏とクリーム、どっちがいい?

同じ皮膚科医の解説では、次のように説明されています。

軟膏クリーム
特徴油分が多く、刺激が少ない界面活性剤を含み、刺激が強め
向いている肌赤みや傷がある肌荒れていない肌の予防

すでに赤くなっている、皮がむけているなら、軟膏(ワセリンのようなもの)が向いているということです。

ただし、同じ解説では、塗りすぎると毛穴詰まりの原因になることにも注意が必要とされています。特に油分の多いものは、薄く塗るくらいがちょうどいいと思います。

対策4:かんだあとは保湿

鼻をかんだあとの肌は、乾きやすくなっています。

  • 鼻のまわりに、普段使っている保湿剤を少し塗る
  • 荒れているところには、軟膏を薄く重ねる

美容系の解説では、荒れているときは保湿を厚めに塗り、マスクで覆うと保湿の助けになるとも紹介されています。風邪の時期にマスクをしているなら、ついでに使える方法です。

鼻をかむ回数そのものを減らす

ここまでは「かんでも荒れにくくする」方法でした。でも、いちばん根本的なのは、鼻をかむ回数そのものを減らすことです。

鼻水が何日も止まらない、毎年同じ時期に鼻水が続く、という場合は、風邪や花粉症など、鼻水の原因そのものを内科や耳鼻科で相談するのもひとつの方法です。鼻水が減れば、ティッシュの出番も減り、鼻のまわりの肌も休めます。

肌の荒れを肌だけで解決しようとせず、原因の方から減らす。面倒くさがりにとっては、実はこちらの方が近道かもしれません。

ひげを剃る人は、鼻の下に注意

鼻の下は、ひげを剃る場所でもあります。荒れているところにカミソリを当てると、さらに傷めてしまいます。

鼻の下が赤くなっているときは、

  • 剃る前にしっかり濡らして、シェービング剤を使う
  • 同じところを何度も剃らない
  • 剃ったあとは保湿

を意識してください。冬のひげ剃りについては、冬のひげ剃り負けは乾燥のせい?冬だけヒリヒリする理由 で詳しく書いています(ちなみに私はひげ脱毛をしていて、今は剃っていません)。

皮膚科に行った方がいいとき

次のような場合は、自己判断で粘らずに皮膚科で相談してください。

  • 赤みや皮むけがひどい、ジュクジュクしている
  • 鼻をかまなくなってもなかなか治らない
  • かゆみが強い、範囲が広がっている
  • いつもの荒れ方と何か違う

鼻のまわりの赤みは、鼻のかみすぎ以外の皮膚トラブルで起きていることもあります。皮膚科医の解説でも、ひどい場合や、いつもと違う症状がある場合は医師に相談するようすすめられています。

面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ

【最低限】

  • 鼻をかむ時期は、保湿ティッシュにする
  • 拭き取らず、押さえる

【もう少しやるなら】

  • かむ前に、鼻のまわりに軟膏を薄く塗っておく
  • かんだあとは、保湿

【さらにやるなら】

  • 鼻の下が荒れているときは、ひげ剃りをやさしく
  • 長引く、ひどいときは皮膚科へ

まとめ

  • 鼻のまわりの赤み・皮むけは、ティッシュの摩擦による皮膚炎が主な原因
  • 冬は乾燥も重なって荒れやすい
  • 対策は、やわらかいティッシュ・押さえるかみ方・かむ前の保護・かんだあとの保湿
  • 赤みや傷があるなら、クリームより軟膏。ただし塗りすぎない
  • ひどい、長引く、いつもと違うなら皮膚科へ

鼻のまわりが赤いと、それだけで「まだ具合悪そう」に見えてしまいます。風邪や花粉の季節は、ティッシュを少しいいものにするところから始めてみてください。

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参考資料


本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品の効果を保証・断定するものではありません。赤みや皮むけがひどい場合、長引く場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。

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