紺のスーツ、黒いニット、ネイビーのコート。冬の服は、なぜか濃い色が多い。
そして、濃い色の肩には、白いものがよく目立ちます。
フケです。
本人は気づかないことが多いのに、後ろに立った人からはしっかり見えている。清潔感という点では、なかなか手痛い存在です。しかも、「ちゃんと毎日洗ってるのに」という人ほど、冬になると増えたりします。
この記事では、冬にフケが増える理由と、フケのタイプによって対策が逆になる話を整理します。
結論を先に
- フケの正体は、頭皮の古い角質がはがれたもの
- フケには、大きく乾いたフケ(乾性)と脂っぽいフケ(脂性)がある
- 冬に増えやすいのは乾いたフケ。原因は洗いすぎと乾燥とされる
- 乾いたフケなら、洗いすぎをやめる・熱いお湯をやめる
- 脂っぽいフケなら、逆にしっかり洗って、しっかり乾かす
- 赤み・かゆみが強い、セルフケアで改善しないなら皮膚科へ
フケの正体
フケは、頭皮の古くなった角質がはがれ落ちたものです。
顔や体の皮膚と同じで、頭皮の角質も毎日少しずつ入れ替わっています。本来は目に見えないくらい細かくはがれていくのですが、何かのバランスが崩れると、目に見える大きさでまとまってはがれる。これがフケです。
つまり、顔の粉吹きと仲間のようなものです。場所が頭で、髪の毛と肩に落ちる分、顔より目立つのが困ったところです。
2種類のフケ:見分け方
フケには大きく2つのタイプがあり、対策が逆になります。まずは自分のフケがどちらか、見てみましょう。
| 乾いたフケ(乾性) | 脂っぽいフケ(脂性) | |
|---|---|---|
| 見た目 | 白くて細かい、パラパラ | 黄色っぽく、大きめ、しっとり |
| 落ち方 | 肩に落ちやすい | 髪の根元や頭皮にくっつきやすい |
| 主な原因 | 洗いすぎ・乾燥 | 皮脂が多い・洗い残し |
| 季節 | 冬に増えやすい | 夏や皮脂が多い人に多い |
肩に白い粉が落ちるタイプなら、乾いたフケの可能性が高いです。
冬に増えるのは「乾いたフケ」
ドラッグストアの解説では、乾いたフケについて「シャンプーによる洗いすぎや、冬場の乾燥により起こりやすい」とされています。
冬の頭皮は、顔と同じ条件にさらされています。
- 外の空気が乾いている
- 暖房で部屋の空気も乾いている
- 寒いので、熱いシャワーを浴びたくなる
そして男性に多いのが、「フケが出る=洗い方が足りない」と考えて、ゴシゴシ洗うパターンです。爪を立てて、洗浄力の強いシャンプーで、1日2回。さっぱりしますが、乾いたフケの場合、これは火に油ならぬ、乾燥に洗浄です。洗えば洗うほど頭皮は乾き、フケが増えるという悪循環になります。
乾いたフケの対策
引く(やめる)
- 1日に何度も洗わない。シャンプーは1日1回までで十分
- 熱いお湯をやめる。ぬるめのお湯で
- 爪を立てない。指の腹でやさしく洗う
見直す
- 洗浄力が強すぎるシャンプーを使っているなら、マイルドなもの(アミノ酸系など)を試す
- 頭皮の乾燥が気になるなら、保湿成分の入ったシャンプーを選ぶのも一つの方法
しっかりやる
- すすぎは丁寧に。シャンプーが残ると、それが刺激になることもあります
脂っぽいフケの対策
こちらは逆です。
- 皮脂や汚れが残らないよう、しっかり洗う
- 洗ったあとはドライヤーでしっかり乾かす。濡れたまま寝ると、頭皮に雑菌が増えやすい環境になります
フケのタイプを間違えて対策すると、悪化させることがあります。乾いたフケなのにゴシゴシ洗う、脂っぽいフケなのに洗うのを控える。どちらも逆効果です。
頭皮の乾燥と紫外線
ちなみに、頭皮は体の中でいちばん太陽に近い場所です。夏に頭皮が日焼けすると、冬を待たずに頭皮が荒れることもあります。
頭皮の日焼けと薄毛の関係については、別の記事で、分かっていることと分かっていないことを整理しています。冬のフケとは別の話ですが、頭皮のケアをまとめて考えたい人は参考にしてください。
こんなときは皮膚科へ
フケの中には、セルフケアではなく治療が必要なものもあります。
- 頭皮が赤い、かゆみが強い
- フケがかさぶたのように厚い
- 頭皮だけでなく、眉や小鼻のわきにも赤みとフケのようなものがある
- 洗い方を変えてしばらくたっても変わらない
こうした場合は、脂漏性皮膚炎など皮膚の病気の可能性もあります。シャンプーを替え続けるより、皮膚科に一度相談する方が早く解決することが多いです。
面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ
【最低限】
- 自分のフケのタイプを見る:白くてパラパラか、黄色っぽくてベタッとしているか
- 乾いたフケなら、熱いお湯と爪を立てるのをやめる
【もう少しやるなら】
- シャンプーは1日1回まで。すすぎは丁寧に
- 洗ったあとはドライヤーで乾かす
【さらにやるなら】
- マイルドなシャンプーや保湿成分入りのシャンプーを試す
- 改善しないなら皮膚科に相談する
まとめ
- フケは、頭皮の古い角質がまとまってはがれたもの
- 乾いたフケ(白・パラパラ)と脂っぽいフケ(黄・ベタッ)で対策が逆
- 冬に増えやすいのは乾いたフケ。原因は洗いすぎと乾燥
- 乾いたフケには、洗いすぎない・熱いお湯をやめる・爪を立てない
- 赤みやかゆみが強い、改善しないなら皮膚科へ
フケを減らそうとして、一生懸命洗っていた人ほど、実は「洗いすぎ」が原因だったりします。がんばるのをやめると良くなる。このブログ的には、なかなか好きなタイプの解決策です。
次に読む記事
- 「頭皮の日焼けも気になる」 → 頭皮の日焼けで薄毛になる?どこまで本当か
- 「顔も粉を吹いている」 → 顔が粉を吹く?男の粉吹き肌の原因と対策
- 「顔の洗いすぎも気になる」 → 男の洗顔、やりすぎていない?朝は洗顔料なしでもいい?
- 「部屋の乾燥もどうにかしたい」 → 暖房の部屋で肌が乾く?湿度と肌の話
参考資料
本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品や方法の効果を保証・断定するものではありません。頭皮の赤みやかゆみ、フケが続く場合は、皮膚科などの専門機関にご相談ください。


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