平日は日焼け止めなんて気にしない。でも週末は、朝から夕方までゴルフ場。あるいは海で釣り。あるいは球場のデーゲーム。
実は男性の紫外線ばく露は、平日より週末の趣味の方が圧倒的に多いというケースが少なくありません。しかも本人は遊びに夢中なので、日焼けのことなど頭から消えています。帰りの車で顔がほてって、初めて気づくわけです。
この記事では、男性に多い屋外の趣味ごとに、どこで紫外線を浴びやすいのか、何をすれば十分なのかを整理します。
結論を先に
どの趣味にも共通する、ポイントは3つです。
- 時間が長い:趣味の日は、10時〜14時の強い時間帯をまるごと外で過ごしがち
- 汗で落ちる:日焼け止めは汗で落ちるので、塗り直しの意味が普段より大きい
- 帽子とサングラスが効く:塗り直しが難しい場面ほど、身につけるものが頼りになる
そのうえで、趣味によって下からの反射や標高といった違いがあります。
なぜ趣味の日は浴びる量が多いのか
環境省の「紫外線環境保健マニュアル2020」によると、紫外線は時間帯によって大きく偏っています。
- 夏は10時〜14時に、1日の紫外線量の約70%が集中する
ゴルフの1ラウンド、釣りの半日、デーゲームの観戦。どれも、この時間帯をすっぽり含みます。平日に通勤で浴びる量とは、まったく別の次元です。
さらに、日焼け止めは汗や手で触れることで落ちるため、2〜3時間おきの塗り直しが推奨されています。普段は「そこまでしなくても」でいい塗り直しが、趣味の日には本当に必要になる、ということです。
ゴルフ
浴びやすいところ
- 首の後ろ・耳:キャップは前にしかつばがない
- 左手の甲:グローブをしない方の手(右利きの場合は右手)だけ焼ける
- 腕:半袖の日
芝生の反射率は、環境省の資料では10%以下とされています。下からの照り返しは強くありません。ゴルフの問題は反射ではなく、4〜5時間、ほぼ日陰のない場所を歩き続けることにあります。
対策
- キャップより、つばが一周あるハットの方が首と耳まで守れる
- スタート前に塗り、ハーフターン(昼休憩)で塗り直す。時間の区切りがあるゴルフは、実は塗り直しがしやすい趣味です
- 素手の方の手の甲を忘れない
- 山間部のコースは標高が高いことがあります。標高が1000m上がるごとに紫外線量は10〜12%増えるとされています
釣り
浴びやすいところ
- 顔全体、特にあごの下や鼻の下
- 手の甲
- 首
釣りの特徴は、水面からの照り返しです。環境省の資料では、水面の反射率は10〜20%とされています。帽子で上からの日差しを防いでも、下から来る分は防げません。普段は影になっているあごの下が焼けるのは、このためです。
また、海は周りに遮るものがないので、日陰がほぼありません。
対策
- フェイスカバー(ネックゲイター):顔の下半分と首をまとめて覆える。釣り人の間では定番です
- 偏光サングラス:水面のギラつきを抑えられ、紫外線カット機能があるものなら眼も守れる。釣りの道具としても役立つので、一石二鳥です
- 日焼け止めは、汗と水しぶきに強いタイプを選ぶ
野球観戦(デーゲーム)
浴びやすいところ
- 顔、首、腕
- 座席の向きによっては、ずっと同じ側
観戦は、動かないのが特徴です。同じ場所に3時間以上座り続けるので、日が当たる席なら、その間ずっと当たり続けます。しかも応援に夢中なので、塗り直しのことはまず思い出しません。
対策
- 屋根のある席、日陰になる席を選べるなら、それが一番効く(日陰は日向の約50%)
- 帽子は球場で必ずかぶる。応援グッズのキャップでもないよりずっといい
- 5回あたりのグラウンド整備の時間を、塗り直しの合図にする
- 半袖なら、腕にも塗る
その他の屋外の趣味
| 趣味 | 気をつけること |
|---|---|
| キャンプ・バーベキュー | 長時間。河原は日陰が少ない。夕方までいるので時間帯の後半も意識 |
| 登山 | 標高が上がるほど紫外線が強くなる(1000mごとに10〜12%増) |
| スキー・スノーボード | 新雪の反射率は80%。冬でも夏以上の対策が必要(詳しくは別記事) |
| サーフィン・海水浴 | 水中でも紫外線は届く(水深50cmで地表面の約40%)。ウォータープルーフ必須 |
帰ってきてから
趣味の日にしっかり塗った場合、ウォータープルーフの日焼け止めを使っていることが多いはずです。夜は専用のクレンジングが必要なことが多いので、製品の説明を確認してください。
また、環境省の資料では、日焼けした後のケアは痛みを抑える効果はあっても、長期的な予防効果は少ないとされています。焼けてから頑張るより、焼く前に対策する方が効きます。
面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ
【最低限】
- 趣味の日は帽子とサングラスを必ず持っていく:塗り直し不要で、効き続けます
- 出かける前に一度しっかり塗る
【もう少しやるなら】
- 休憩のタイミング(ハーフターン、グラウンド整備など)で塗り直す
- ゴルフなら一周つばのハット、釣りならフェイスカバー
【さらにやるなら】
- 汗や水に強いタイプを、趣味用に1本持つ
- 帰宅後はクレンジングで落とす
まとめ
- 趣味の日は、10〜14時の強い時間帯(夏は1日の約70%)をまるごと外で過ごしがち
- ゴルフは長時間・首・素手の甲、釣りは水面の照り返し(10〜20%)、観戦は同じ場所に座り続けることが問題
- 休憩の区切りを、塗り直しの合図にすると続けやすい
- 塗り直しが難しい場面ほど、帽子・サングラス・フェイスカバーが効く
平日に何もしていなくても、週末だけ対策するのは十分に意味があります。浴びる量の多い日から手をつけるのが、いちばん効率のいい順番です。
次に読む記事
- 「塗り直しって、本当に必要?」 → 日焼け止めの「2〜3時間おきに塗り直し」は現実的か?
- 「雪山や季節ごとの違いを知りたい」 → 日焼け止めはいつからいつまで塗るのか
- 「帽子やサングラスの効果をもっと知りたい」 → 日焼け止め以外の紫外線対策
- 「ウォータープルーフの落とし方は?」 → 日焼け止めの落とし方|洗顔料だけで落ちる?夜の手間を減らす方法
参考資料
本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品の効果を保証・断定するものではありません。屋外での活動時は、紫外線対策に加えて熱中症にもご注意ください。肌に異常を感じた場合は、皮膚科などの専門機関にご相談ください。


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