顔はそれなりに気をつけている。日焼け止めも塗っている。化粧水も使っている。
でも、ふと横顔の写真を見たとき、気になったのは顔ではなく首だった。
首に入った横線。のどのあたりのカサつき。顔と首で、肌の調子がちょっと違う。そんな経験はないでしょうか。
首は、顔のケアの「ついで」から外れやすい場所です。そして、マフラーやタートルネックの季節になると、乾燥と摩擦が一気に増えます。この記事では、男性の首のシワと乾燥について、原因と、面倒くさがりでもできる対策を整理します。
結論を先に
- 首は皮膚が薄く、ハリが落ちやすい場所とされている
- 首の横ジワには、姿勢(スマホ・パソコン)、紫外線、乾燥、年齢が関係する
- 冬は、マフラーやタートルネックのこすれと乾燥が重なる
- 対策の基本は、顔に塗るものを首まで伸ばすこと。日焼け止めも保湿も
- 画面をのぞき込む姿勢を減らすのも、首にとっては立派な対策
首は、顔のケアから外れやすい
洗顔して、化粧水を塗って、日焼け止めを塗る。多くの人は、ここで「顔」を意識しています。あごのラインまで塗ったら、そこで手が止まる。首は、顔と同じように外に出ているのに、ケアの範囲からこぼれがちです。
ポーラの研究員による解説では、首は皮膚が薄く、ハリ・弾力が低下しやすい部位だとされています。しかも首は、上を向く、下を向く、振り向くと、一日中よく動きます。薄くて、よく動いて、ケアからこぼれやすい。条件だけ見ると、なかなか不利な場所です。
首のシワの原因
1. 下を向く姿勢(スマホ・パソコン)
首の横ジワと関係が深いとされるのが、姿勢です。
スマホを見るとき、多くの人は画面を胸の前あたりに持って、首を曲げて見下ろしています。パソコンでも、画面が低いと首が前に出ます。下を向いた姿勢が長く続くと、首の皮膚は同じ場所で折りたたまれたままになります。
美的.comの解説でも、スマホやパソコンを長く使うと首が前に出て姿勢が崩れ、それが横ジワにつながるとされています。枕が高すぎて、寝ている間もずっと下を向いた状態になっているケースも挙げられています。
2. 紫外線
顔と同じく、首も紫外線を浴びています。紫外線による光老化は、シワの大きな原因のひとつとされています(詳しくは 男のシワが増える原因は?紫外線・乾燥・表情・年齢の4つで整理 で書いています)。
顔には日焼け止めを塗っていても、首には塗っていない。そういう人は多いはずです。特に、首の後ろと首の横は、日差しを受けやすいのに塗り忘れやすい場所です。
3. 乾燥
首は、顔ほど皮脂が多い場所ではありません。冬になって空気が乾くと、首もカサつきやすくなります。乾燥した肌は、細かいシワが目立ちやすくなります。
4. 年齢
年齢とともに、肌のハリや弾力は少しずつ変わっていきます。首も例外ではありません。ただ、上の3つは自分で減らせるものです。年齢だけのせいにするのは、ちょっともったいない話です。
冬に増える「首のこすれ」
冬の首には、もうひとつ負担があります。マフラーやタートルネックによる摩擦です。
ウールなどのチクチクする素材が、一日中首に当たっている。マフラーを巻いたりほどいたりするたびに、首をこする。乾燥している肌は刺激を受けやすくなっているので、赤みやかゆみにつながることもあります。
チクチクする素材が直接当たるのが気になるなら、肌に当たる部分だけ綿などのやわらかい素材にするのもひとつの方法です。マフラーを外すときも、勢いよく引き抜かずに、ゆっくりほどくくらいで十分です。
対策1:顔に塗るものを、首まで伸ばす
いちばん簡単で、いちばん効果的なのはこれだと思います。
今、顔に塗っているものを、そのまま首まで伸ばす。
- 化粧水・保湿剤:顔に塗った残りを、首の前と横に伸ばす
- 日焼け止め:顔に塗ったあと、首の前・横・後ろまで伸ばす
新しいものを買う必要はありません。手順も増えません。量を少し足して、塗る範囲を広げるだけです。面倒くさがりにとって、これ以上ありがたい対策はなかなかありません。
塗るときは、首を下から上へ強くこすり上げる必要はありません。手のひらで包むように、やさしくなじませれば十分です。
対策2:画面の高さを見直す
首の横ジワの対策として、意外と大事なのが画面の位置です。
- スマホは、少し目の高さに近づけて見る(首を深く曲げない)
- パソコンの画面は、上端が目の高さか、少し下くらいにする
- ノートパソコンなら、台や本で画面を高くする
画面の高さの目安は、猫背は老けて見える?運動しない男でもできる姿勢の見直し でも紹介しています。首のシワ対策と猫背対策は、実はかなりの部分がかぶっています。一石二鳥です。
対策3:冬の首は、こすらない
- マフラーやタートルネックは、肌に当たる部分の素材を気にしてみる
- 外すときは、ゆっくりほどく
- 首がかゆくても、かきむしらない。かゆいときほど保湿
かゆみや赤みが続く場合は、乾燥だけでなく、かぶれなどの可能性もあります。長引くなら皮膚科で相談してください。
さらにやるなら
首のシワが気になってきたら、顔に使っているシワ対策のアイテムを首にも使う、という方法もあります。
ただし、レチノールのように刺激が出やすい成分は、首にいきなり広く塗らない方が無難です。首は皮膚が薄い場所なので、使うなら少量から、様子を見ながらにしてください。成分については、レチノールとは?初心者が始める前に知っておきたいこと にまとめています。
面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ
【最低限】
- 日焼け止めを首まで塗る(前・横・後ろ)
- 保湿も首まで伸ばす
【もう少しやるなら】
- スマホやパソコンの画面を少し高くして、下を向く時間を減らす
- マフラーはゆっくりほどく
【さらにやるなら】
- 肌に当たる部分がやわらかい素材のマフラーやインナーを選ぶ
- シワ対策のアイテムを、少量から首にも使う
まとめ
- 首は皮膚が薄く、ハリが落ちやすい場所。しかも顔のケアから外れやすい
- 首の横ジワには、姿勢・紫外線・乾燥・年齢が関係する
- 冬はマフラーやタートルネックの摩擦が加わる
- いちばん簡単な対策は、顔に塗るものを首まで伸ばすこと
- 画面を高くするのは、首のシワと猫背の両方の対策になる
顔のケアをしている人ほど、首との差が目立ちやすくなります。新しいものを買う前に、まずは今塗っているものを首まで。それだけで、首はだいぶ報われるはずです。
次に読む記事
- 「そもそもシワはなぜ増える?」 → 男のシワが増える原因は?紫外線・乾燥・表情・年齢の4つで整理
- 「目尻のシワも気になる」 → 目元のシワが気になる男へ|目尻・目の下のシワの原因と対策
- 「姿勢も見直したい」 → 猫背は老けて見える?運動しない男でもできる姿勢の見直し
- 「日焼け止めの塗り方を見直したい」 → 日焼け止めの量、足りてますか?
- 「冬の乾燥をなんとかしたい」 → 暖房の部屋で肌が乾く?湿度と肌の話
参考資料
- 美的.com「【部位別】シワができる原因と対策」(ポーラ研究員の解説を含む)
- 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
- 厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」パンフレット
本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品や成分の効果を保証・断定するものではありません。かゆみや赤みが続く場合は、皮膚科などの医療機関にご相談ください。


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