顔が粉を吹く?男の粉吹き肌の原因と対策

乾燥・保湿

冬の朝、鏡を見たら、小鼻のわきや口のまわりが白っぽい。

近づいてみると、細かい粉のようなものが浮いている。指でこすると、ポロポロ落ちる。

顔が、粉を吹いています。

和菓子なら上品ですが、顔の場合はただの乾燥です。しかも本人より、向かい合って話す相手の方がよく見えていたりします。

この記事では、男の顔が粉を吹く理由と、やってはいけないこと、面倒くさがりでもできる対策を整理します。

結論を先に

  • 粉の正体は、乾いてはがれかけた肌のいちばん外側(角質)
  • 肌のうるおいを守る力が落ちて、水分が逃げているサイン
  • やってはいけないのは、こすり落とす・熱いお湯で洗うこと
  • 対策は、洗いすぎをやめて、洗顔後すぐ保湿する。粉が出る場所には少し重ねて塗る

粉の正体は何か

肌のいちばん外側には、角層という薄い層があります。古くなった角質は、本来なら目に見えないくらい少しずつ、自然にはがれ落ちていきます。

ところが、肌が乾燥すると、このはがれ方が乱れます。うるおいを失った角質が、まとまって浮き上がる。これが白い粉の正体です。

美容皮膚科医が監修した解説では、粉吹き肌は「肌のいちばん外側の角質のバリア機能が乱れてしまっている状態。つまり、割れたバケツのようなもの」とたとえられています。

割れたバケツに水を注いでも、すぐに漏れてしまいます。粉吹きは、肌が水をためておけなくなっているというサインです。

なぜ冬に増えるのか

粉吹きが冬に目立つのは、肌から水分を奪う条件がそろうからです。

  • 外の空気が乾いている
  • 暖房で部屋の空気も乾いている
  • 寒いので、熱いお湯で顔を洗いたくなる

三つ目が、男性にはかなり身に覚えのあるところだと思います。冬の朝、冷たい水で顔を洗うのはつらい。だからシャワーの熱いお湯を顔にそのまま当てる。気持ちはよく分かります。ただ、熱いお湯は肌のうるおいまで一緒に流してしまいやすいとされています。

さらに、テカリが気になる男性ほど、洗顔料でしっかり洗っています。冬でも夏と同じ洗い方を続けていると、肌の水分を保つ仕組みがどんどん削られていきます。表面はテカるのに、ところどころ粉を吹く。テカりと粉吹きが同じ顔に同居するという、なかなか忙しい状態になります。

粉が出やすい場所

男性の顔で粉を吹きやすいのは、だいたい次のあたりです。

  • 小鼻のわき
  • 口のまわり・あご(ひげを剃る場所)
  • 頬の外側
  • 眉のあたり

口のまわりやあごは、ひげ剃りで毎日刺激を受けています。乾燥とひげ剃りが重なると、粉が出やすくなります。

やってはいけないこと

1. こすり落とす

粉が気になると、つい指でこすったり、タオルでゴシゴシ拭いたりしたくなります。スクラブ洗顔で一気に落としたくもなります。

でも、粉は「乾燥のサイン」であって、汚れではありません。こすって取っても、乾燥そのものは解決しません。それどころか、まだはがれる準備ができていない角質まで削ってしまい、肌をさらに乾きやすくすることになりかねません。

粉は、保湿を続けていれば自然と目立たなくなっていきます。気になっても、触らないのがいちばんです。

2. 熱いお湯で洗う

先ほど書いたとおりです。冬こそ、ぬるま湯。手で触って少しぬるいと感じるくらいが目安です。

3. 洗顔料で何度も洗う

粉を落とそうとして洗う回数を増やすと、逆効果になります。洗顔料を使うのは、多くても1日2回までにしておきましょう。

対策:引いてから、足す

粉吹き対策は、まず引いて、それから足すの順番です。

引く(やめる)

  • 熱いお湯をやめる
  • ゴシゴシこするのをやめる
  • 洗顔料の使いすぎをやめる

足す(保湿する)

  • 洗顔後、時間をあけずに化粧水などで保湿する
  • 粉が出る場所には、少し多めに重ねて塗る
  • 化粧水だけでつっぱるなら、乳液やクリームでフタをする

保湿の成分としては、肌の中で水分を保つ働きをしているセラミドや、ヒアルロン酸などがよく挙げられます。成分を選ぶのが面倒なら、まずは今使っている化粧水を、粉の出る場所にだけ重ねづけするだけでも十分です。顔全体に乳液を足すのが嫌なテカリ肌の人は、粉が出る場所にだけ少し塗る、という部分使いもできます。

2週間たっても変わらないとき

保湿を続けても粉吹きがおさまらない、赤みやかゆみがある、という場合は、ただの乾燥ではない可能性もあります。特に、小鼻のわきや眉のあたりに、赤みを伴うフケのようなものが出る場合は、皮膚の病気が隠れていることもあります。自己判断で続けず、皮膚科に相談してください。

面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ

【最低限】

  • 熱いお湯をやめて、ぬるま湯で洗う
  • 粉をこすらない

【もう少しやるなら】

  • 洗顔後すぐに保湿する
  • 粉が出る場所にだけ、化粧水を重ねづけする

【さらにやるなら】

  • 乾燥がひどい時期だけ、乳液やクリームを部分的に足す
  • セラミドなど保湿成分が入ったものを選ぶ

まとめ

  • 粉の正体は、乾燥してまとまってはがれかけた角質
  • 肌が水をためておけなくなっているサイン
  • 冬は乾いた空気・暖房・熱いお湯で悪化しやすい
  • こすり落とすのは逆効果。触らずに保湿する
  • 対策は引いてから足す。洗いすぎをやめて、すぐ保湿

粉吹きは、肌からの「乾いてます」という分かりやすいメッセージです。言われているうちに対応しておけば、それほど難しい話ではありません。

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参考資料


本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品や成分の効果を保証・断定するものではありません。赤みやかゆみ、強い乾燥が続く場合は、皮膚科などの専門機関にご相談ください。

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