顔のケアは、ちょっとずつ始めた。日焼け止めも塗るようになった。
でも、手は何もしていない。
男性のハンドクリームというと、「冬にパックリ割れたら塗るもの」というイメージかもしれません。割れるまでは放置。割れたら塗る。痛いから。そして治ったらまた放置。完全に事後対応です。
ただ、手は顔と同じくらい人に見られている場所です。名刺を渡すとき、資料を指さすとき、グラスを持つとき。そして手の甲は、顔より正直に年齢が出る場所だと言われることもあります。
この記事では、男性もハンドクリームを塗った方がいい理由と、ベタつきが嫌な人でも続けられる塗り方を整理します。
結論を先に
- 手は、皮脂が少ないうえに、1日に何度も洗うので、もともと乾燥しやすい
- 冬は空気の乾燥と暖房が重なって、さらに乾きやすくなる
- 塗るタイミングは、手を洗ったあとと寝る前
- 量は少なすぎない方がいい。温めた手で、こすらずになじませる
- ベタつきが嫌なら、寝る前だけでも十分意味がある
手は、乾燥しやすい条件がそろっている
皮脂が少ない
一般的に、手のひらには皮脂を出す腺がないとされています。顔のようにテカることがないのはそのためです。テカらないのはいいことのようですが、裏を返せば、自分で油分のフタを作りにくいということです。
何度も洗う
顔を洗うのは1日1〜2回ですが、手は何回洗っているでしょうか。トイレのたび、食事の前、帰宅したとき。アルコール消毒も含めれば、10回を超える日も珍しくありません。
洗うたびに、手のうるおいは少しずつ流れていきます。皮膚科医の解説でも、手洗いや水仕事のあとは保湿成分が流れ落ちてしまうので、その都度塗るようにとされています。
冬はさらに不利になる
そこに、冬の乾いた空気と暖房が加わります。手は、顔と違って化粧水も何もつけていないことが多いので、いちばん無防備なまま冬を迎えている場所とも言えます。
手の甲と紫外線
手には、もう一つ見落とされがちな問題があります。紫外線です。
手の甲は、顔と同じように一日中外に出ています。運転中のハンドルの上、歩いているとき、スマホを見ているとき。それなのに、日焼け止めを手の甲まで塗る男性はほとんどいません。
紫外線は、肌の老け見えの大きな原因の一つとされています。顔だけ守って手の甲は無防備、という状態は、顔と手で年齢差が出る原因になるかもしれません。
冬でも紫外線はゼロではありません。日焼け止めを顔に塗るとき、余った分を手の甲に伸ばしておく。これだけで、ハンドクリームとは別の角度から手を守れます。
塗り方のコツ
皮膚科医の解説をもとに、効果を落としにくい塗り方をまとめます。
1. 量は少なすぎない
少しだけ出して薄く伸ばそうとすると、手と手をこすり合わせる時間が長くなります。皮膚科医の解説では、少量では肌を擦ってしまう原因になり、保湿効果も十分ではないとされています。
目安としてよく使われるのが、人さし指の先から第一関節まで出した量(1FTU)です。思ったより多いと感じるかもしれませんが、両手ならこのくらい使って大丈夫です。
2. 手を温めてから塗る
冷えた手に塗ると、クリームが固いままでなじみにくくなります。両手を軽くこすり合わせて温めてから塗ると、伸びがよくなります。
3. こすらず、なじませる
手のひらで包むように広げて、手の甲、指の間、指先、爪のまわりへ。ゴシゴシこすり込む必要はありません。
4. 手を洗ったら、また塗る
洗えば落ちます。これはもう、仕方がありません。全部の手洗いのあとに塗るのは無理でも、1日の中で何回かは塗り直すつもりでいると、乾き方が変わってきます。
ベタつきが嫌な人へ
男性がハンドクリームを避ける最大の理由は、たぶんこれです。塗ったあと、スマホの画面がベタベタになる。キーボードが滑る。書類に指の跡がつく。
対策はいくつかあります。
| 困りごと | 対策 |
|---|---|
| 塗ったあとベタベタする | さらっとしたタイプ(ジェルや乳液状)を選ぶ |
| 仕事中は塗りたくない | 寝る前だけしっかり塗る |
| スマホを触りたい | 手の甲を中心に塗り、手のひらは少なめにする |
| 匂いが気になる | 無香料を選ぶ |
特におすすめなのが、寝る前だけ塗る方法です。寝ている間はスマホもキーボードも触りません。ベタつきを気にせず、多めに塗っておけます。日中は塗れない人でも、夜1回なら続けやすいはずです。
どれを選べばいい?
ハンドクリームの種類はたくさんありますが、男性の最初の1本ならシンプルで構いません。
- さらっとしているか(日中も使うなら特に)
- 無香料か(職場で使うなら)
- ポケットや引き出しに入るサイズか(持ち歩けないと塗らない)
なお、皮膚科医の解説では、ガサガサして硬くなった肌には尿素配合のもの、ひび割れにはビタミン配合のものというように、肌の状態で選び分ける考え方も紹介されています。ただ、尿素はひび割れた傷にはしみることもあるので、割れているときは注意してください。
置き場所も大事です。日焼け止めを化粧水の隣に置くと続くのと同じで、ハンドクリームも手を洗う場所や、仕事の机の上に置いておくと、塗る回数が自然に増えます。
こんなときは皮膚科へ
ひび割れから血が出る、赤く腫れる、かゆみが強い、水ぶくれができる。こうした場合は、ただの乾燥ではなく手湿疹などの可能性もあります。ハンドクリームでなんとかしようとせず、皮膚科に相談してください。
面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ
【最低限】
- ハンドクリームを1本買って、寝る前だけ塗る
- 日焼け止めの余りを手の甲に伸ばす
【もう少しやるなら】
- 手を洗う場所か、仕事の机にもう1本置く
- 手を洗ったあとに、ときどき塗る
【さらにやるなら】
- 日中用(さらっと)と夜用(しっとり)を分ける
- ガサガサには尿素配合など、肌の状態で選ぶ
まとめ
- 手は皮脂が少なく、何度も洗うので乾燥しやすい
- 冬は乾燥と暖房で、さらに不利になる
- 量は少なすぎず、温めた手で、こすらずに
- ベタつきが嫌なら寝る前だけでも意味がある
- 手の甲は紫外線も受けている。日焼け止めの余りを伸ばす
顔だけ整えても、差し出した手がガサガサだと、ちょっともったいない。数百円で、いちばん人に見られている場所の一つを守れます。
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- 「顔の乾燥はどうすればいい?」 → 男の肌が乾燥する原因は?テカるのに乾く理由
- 「手の甲以外に塗り忘れやすい場所は?」 → 日焼け止めの量、足りてますか?
- 「唇もカサカサなんだけど」 → 男の唇がカサカサする?リップクリームと紫外線
- 「部屋の乾燥もどうにかしたい」 → 暖房の部屋で肌が乾く?湿度と肌の話
参考資料
本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、特定の商品や成分の効果を保証・断定するものではありません。ひび割れ、腫れ、かゆみなどが続く場合は使用を中止し、皮膚科などの専門機関にご相談ください。


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