忘年会の翌朝、顔がむくむのはなぜ?飲んだ次の日のむくみ顔対策

忘年会の翌朝、顔がむくむのはなぜ?飲んだ次の日のむくみ顔対策 生活習慣

忘年会の翌朝。

アラームを止めて、なんとか起き上がって、洗面所の鏡を見る。

……誰?

まぶたが重たく腫れて、目がいつもより小さい。頬から顎のラインがぼんやりして、顔がひと回り大きく見える。昨日の写真の自分と比べると、明らかに別人。そして、その顔のまま出社しなければならない。

年末は、忘年会に、仕事納めの飲み会に、帰省先での宴会。飲む機会が一気に増える季節です。私もお酒を飲む方で、飲んだ翌朝に顔がむくむことがあります。

むくんだ顔は、疲れて見える、だらしなく見える、老けて見える。この記事では、飲んだ翌朝に顔がむくむ理由と、前日からできる予防、当日の朝にできる対処をまとめます。

結論を先に

  • 飲んだ翌朝のむくみは、アルコールで血管が広がることと、塩分・水分のとりすぎ、寝る前の水分が重なって起きやすい
  • 顔は、寝ている間にむくみやすい。健康な人なら、起きて活動するうちに少しずつ引いていく
  • 予防は、飲む量を決める、おつまみの塩分を控える、お酒の合間に水、寝る直前にがぶ飲みしない
  • 当日の朝は、温かいタオルと冷たいタオルを交互に当てる方法が紹介されている
  • 毎日むくむ、顔以外もむくむ、ほかの症状があるなら、内科へ

飲んだ翌朝、顔がむくむ理由

1. アルコールで血管が広がる

内科・皮膚科などを担当する医師が監修した解説では、アルコールを飲むと血中のアルコール濃度が上がり、血管が広がると説明されています。血管が広がると、血管から外にしみ出す水分が増えるため、むくみやすくなるそうです。

飲むと顔が赤くなるのも、血管が広がっているためといわれます。

2. 塩分のとりすぎ

飲み会のおつまみは、だいたいしょっぱいものばかりです。唐揚げ、枝豆、焼き鳥(タレも塩も)、ポテトフライ、締めのラーメン。

同じ解説では、塩分をとりすぎるとのどが渇き、水分をとりすぎやすくなることが、むくみの原因として挙げられています。しょっぱいものを食べる → のどが渇く → また飲む。飲み会は、むくみの材料がそろいすぎています。

3. 寝る前の水分

「飲んだあとは水を飲んだ方がいい」と言われます。それ自体は間違いではないのですが、同じ解説では、寝る直前の水分のとりすぎもむくみの原因とされていて、寝る直前の水分はコップ1杯(200ml)程度にとどめるようすすめられています。

帰宅してから、ペットボトルの水を一気に1本。気持ちは分かりますが、翌朝の顔にはあまりやさしくなさそうです。

4. 寝ている間は、顔にむくみがたまりやすい

同じ解説では、顔は寝ている間にむくみやすく、健康な人なら起きている間に少しずつ解消されるとされています。

つまり、朝がいちばんむくんでいる時間帯です。逆に言えば、昼ごろには少しマシになっていることが多い。朝の鏡を見て絶望しすぎなくても大丈夫です。

前日にできる予防

むくみ対策は、飲んでいる最中が勝負です。厚生労働省の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、飲酒の際に配慮することとして、次のような項目が挙げられています。

  • あらかじめ量を決める
  • 飲酒前や飲酒中に食事をとる(血中アルコール濃度の上がり方がゆるやかになる)
  • 飲酒の合間に水や炭酸水を飲む
  • 飲酒をしない日を週に設ける

これは健康のためのガイドラインですが、むくみ対策としてもそのまま使えます。飲む量そのものが減れば、翌朝の顔も軽くなるはずです。

純アルコール量で考える

同じガイドラインでは、お酒の量を「何杯」ではなく、純アルコール量(g)で考えることが大事だとされています。計算式は、

飲んだ量(ml)×アルコール度数(%÷100)×0.8

例えば、ビール500ml(5%)で、純アルコール20gです。ガイドラインでは、生活習慣病のリスクを高める量として、1日あたり男性40g以上が示されています。ビール500mlを2杯で、もうその量です。忘年会で2杯で終わる人は、たぶんあまりいません。

おつまみを少し変える

  • 塩気の強いものばかりにしない
  • 医師の解説では、むくみ対策として、カリウムを含む食品(野菜、いも、豆、魚など)をとることもすすめられています
  • 締めのラーメンは、むくみ的には最後の一撃になりがち

帰ってからの水は「ほどほど」に

飲み会の途中で水を挟むのは、ガイドラインでもすすめられている方法です。ただ、帰宅後、寝る直前の大量の水は、むくみにつながることがあります。飲み会の最中にこまめに水を飲んでおいて、寝る前はコップ1杯くらいにしておくのが、バランスがいいと思います。

当日の朝にできること

すでにむくんでしまった朝にできることは、限られています。それでも、何もしないよりはマシです。

温タオルと冷タオルを交互に

医師が監修した解説では、温かいタオルと冷たいタオルを20秒ずつ交互に顔に当てる方法(3セットほど)が紹介されています。血行をうながすことで、むくみの解消を助けるという考え方です。

  • 温タオル:濡らしたタオルを電子レンジで温める(熱すぎないよう注意)
  • 冷タオル:氷水にひたしてしぼったタオル

朝の忙しい時間でも、2分ほどでできます。

首まわりをほぐす

同じ解説では、首を傾けたり回したり、首筋を軽くもみほぐす方法も紹介されています。顔だけでなく、首から動かすのがポイントです。

体を動かす

むくみは、起きて活動しているうちに少しずつ引いていきます。駅まで少し早歩きする、階段を使う、くらいでも、じっとしているよりはいいと思います。

やらない方がいいこと

  • 顔を強くゴシゴシこするマッサージ(肌への摩擦になる)
  • 二日酔いでつらいのに、迎え酒(言うまでもありませんが)

こんなむくみは、病院へ

飲んだ翌朝のむくみは、基本的には一時的なものです。ただ、むくみの中には、病気のサインのこともあります。

メディカルノートの医師監修の解説や、先ほどの医師の解説では、次のような場合は受診がすすめられています。

すぐに受診(救急も検討)

  • 息苦しさがあって、横になれない
  • 唇やのどが腫れている(アレルギーの心当たりがある)
  • むくんだところが赤く熱をもって、急に悪化している

早めに内科へ

  • お酒を飲んでいないのに、毎日のようにむくむ
  • 顔だけでなく、手足や体もむくむ
  • まぶたが特にむくむ、声がかすれる、肌が乾燥するなどの症状もある
  • 尿に血が混じるなど、尿の様子がいつもと違う

「飲んだからむくんだ」と決めつけず、いつもと違うと感じたら、一度相談してください。

面倒くさがりな男性なら、最低限これだけ

【最低限】

  • 飲み会では、お酒の合間に水を挟む
  • 帰ってからの水は、コップ1杯くらいに

【もう少しやるなら】

  • 飲む前に、量を決めておく
  • しょっぱいおつまみばかりにしない。締めのラーメンは控えめに

【さらにやるなら】

  • むくんだ朝は、温タオルと冷タオルを交互に
  • 年末でも、飲まない日をつくる

まとめ

  • 飲んだ翌朝のむくみは、アルコールで血管が広がることと、塩分・水分が重なって起きやすい
  • 顔は寝ている間にむくみやすく、起きて活動するうちに少しずつ引く
  • 予防は、量を決める・食べながら飲む・合間に水・寝る直前にがぶ飲みしない
  • 当日の朝は、温冷タオルと首まわりをほぐす
  • 毎日むくむ・顔以外もむくむ・ほかの症状があるなら、内科へ

忘年会シーズンは、毎週が「翌朝のむくみ顔」との戦いです。全部の飲み会を我慢する必要はありませんが、ジョッキとジョッキの間に水を1杯。それだけで、翌朝の鏡の中の「誰?」が、少しは自分に近づくと思います。

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参考資料


本記事は一般的な情報の紹介を目的としており、医学的な診断や治療に代わるものではありません。お酒は20歳になってから、適量を守ってお楽しみください。むくみが続く場合や、息苦しさ・腫れなどの症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

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